婚活の先に妊活があった場合に備えて知っておいてほしいこと
先日、弊社が所属する日本結婚相談所連盟の会合で、精子学の特別講演を聞いてきました。
講師は、臨床精子学の専門家で精子不妊治療専門のクリニック(黒田インターナショナル メディカル リプロダクション)を運営されている、医学博士の黒田優佳子先生です。
成婚退会されたお客様は、子供を希望される方がほとんどなのですが、
なかなかできなくて不妊治療を選択される方もいらっしゃいます。
そういった元会員様へのアドバイスや、アラフォー世代の会員様への参考になれば、とのことでお招きしたようですが、
私は会員様に限らず、広く世の中の皆さんにお知らせしたい内容だと思いました。
詳しいことは黒田先生のHPでじっくりご覧いただくとして↓↓↓
https://www.kuroda-imr.com/
↑↑ぜひご覧ください↑↑
簡単にまとめますと、
現在、日本で不妊治療をしている夫婦は年間50万人。
夫婦5組に1組。
不妊治療で生まれる子は年間5万人。
約20人に1人。
わりと身近な問題であることがわかります。
そして、ここからよく聞いてほしいのですが、
不妊原因の約半数は精子が原因なのだそうです。
不妊治療というと女性ばかりが原因のように思われますが、
半数は男性側に問題があるのです。
そして、精子が原因である場合、その90%が、
なななんと、原因不明の精子形成障害なのです!!
現在、不妊治療といえば
・人工授精
・体外受精
・顕微授精
がありますが、主流は顕微授精で、不妊治療の80%を占めています。
顕微授精はたった1匹の精子があれば可能なので取り組みやすいのですが、
驚いたことに、世の中で行われている顕微授精では、受精させる精子を詳しく調べるわけではなく、
見た目が正常そうな一匹を選んでおり、
数が少ない場合は形が悪くても使ってしまうことがあるそうです。
何と恐ろしい・・・
障害のある子が生まれる確率が高い結果が出ているのもこのせいでしょう。
精子に問題がある場合、いくら顕微授精しても、
妊娠は継続しません。
顕微授精は、精子の状態が悪い方には不向きの治療なのです。
正常な精子で数が少ない方にだけ向いている治療なのです。
以上のことから、何度も顕微授精がうまくいかなかった方は、
精子自体を詳しく調べた方が良いことがわかります。
いや、最初に精子の状態を調べてから取り組むべきではないでしょうか。
黒田先生は、不妊治療をするにあたり、
問題のない精子を取り出す技術を開発され、
しかも、顕微授精で卵子に人工的に穴を開けるのを避け、分別した優良な精子が自ら受精する技術(人工卵管法)も開発されました。
まさに安心、安全度の高い技術です。
実際、よその病院で不妊治療がうまくいかなかったのに、黒田先生のクリニックでは妊娠できたという方もたくさんいらっしゃるそうです。
逆に、何度もうまくいかなかった原因が精子にあることがわかり、ご夫婦で泣きながら妊活をあきらめる辛い選択をした事例も聞きました。
黒田先生のこの技術、全国に広まってもいいはずなのに、
残念ながら黒田先生のクリニックでしか行われていないそうです。
なんてこった・・・orz
手間がかかるからでしょうか。
遠くて通うのは大変だけど、
私は黒田先生のクリニックをおすすめしたい。
交通費が余分にかかっても、良くも悪くも妊活時間は短縮できます。
時間は戻ってきませんし、待ってもくれません。
時計の針は、時間を刻んでいるのではなく、命を刻んでいるのです。
ぜひ参考になさってください。